- 革新サプライヤチャレンジにおける企業との連携
- SMRはコンパクトであり、工期短縮・初期投資抑制という利点がある一方、中大型炉に比べ出力が小さくなり、得られる収益も小さくなるため、運転コスト低減が求められています。
- 三菱電機は、Holtec社の開発するSMR-300への納入に向けて、複数号機を一括監視でき、プラント運転監視に係る人員を削減可能なマルチユニット中央監視システムの開発を進めています。海外PJへ参画することで、国内関連サプライチェーン維持に貢献します。
- JGC、IHIも出資しているNuScale社の開発するVOYGRプラントは、米国Standard Power社のデータセンターへの電力供給や、ルーマニアの石炭火力発電所の跡地への建設、他にも北米や欧州を中心に導入が予定・検討されています。サプライチェーンに関しては、受注先未確定な機器・部材もあり、体制が固まる前の現段階から検討する必要があります。
- IHIは、格納容器における実機形状・材料を模擬したモックアップ製作のほか、鍛造材・バルブ供給への参画に向けた設備導入等において、サプライヤとの連携を推進しています。
- JGCは、SCモジュール工法の原子炉建屋への適用検討や建設工事への参画に向けて、国内企業との連携を図っていきます。