• 2023年8月:米国(ニュージャージー州ほか)

日程:2023年8月8日-10日

参加企業:バルブ・材料メーカー、建設会社等

実施内容:8月8日-9日 Holtec社との情報交換
米国ニュージャージー州のHoltec社オフィスを訪問し、Holtec社によるSMR等に関する事業紹介が行われました。日本のサプライヤ企業からは、Holtec社に対して各社の事業紹介のプレゼンテーションを実施しました。Holtec社からは、各日本企業の製品や事業に対する積極的な質問があり、活発な議論が実施されました。
またHoltec社が所有し、廃炉作業を進めているOyster Creek原子力発電所、Holtec社のAMDAdvanced Manufacturing Division)の見学ツアーが実施されました。

Holtec社オフィスでの意見交換

廃炉中のOyster Creek原子力発電所

 

実施内容:8月10日 在米日本大使館での意見交換
在米日本大使館にて、米国の原子力プラントメーカー等3社(NuScale、GE-Hitachi、Westinghouse)との意見交換を実施しました。米国企業からは開発を進めている炉型や今後予定されているプロジェクトの説明、国内サプライヤ企業からは各社の製品や事業の紹介が行われました。

国内サプライヤによるプレゼンの様子

 

参加企業の声:テイエルブイ
当社は、石油精製・化学プラントをはじめ発電所や食品製造などの各種製造プラント向けの流体制御機器、中でもスチームトラップなどの自動弁を主な事業領域としており、国内すべての原子力発電所に当社の製品を供給してきました。しかし震災以降、原子力関連の売上は約半分にも満たない状態まで落ち込んだこともあり、海外PJへの参画は技術継承の観点からも前々から検討していましたが、なかなか挑戦することができませんでした。

テイエルブイ製のスチームトラップ

そういった状況の中で、今回のオケージョンの話をいただき、これまで海外の原子力発電所向けに取引をした経験はほとんどなく、語学面含め不安ばかりでしたが、NSCP運営事務局や通訳様のサポートのおかげで、海外企業に対して当社の製品をPRすることができました。当社が強みとしている「蒸気システム最適化」に対しても積極的な質問があり、海外企業に当社をアピールすることができたと感じています。帰国後には早速海外企業から連絡があり、今後の事業展開への準備を進めています。