第46回 原子力小委員会が開催されました
2025.10.01
2025年10月1日、第46回原子力小委員会が開催されました。
原子力政策の具体化に向けた議論が実施され、サプライチェーン・人材の維持強化に関しては今年度からサプライヤ支援の補助金枠組みが拡充されたことや、原子力人材育成・強化に係る協議会が開催されたことなどが共有されました。
加えて原子力発電の見通し・将来像を示す上での論点として、電気事業連合会からは2040年度エネルギーミックスの想定需要を踏まえた安定供給確保に万全を期す観点から『2040年代に約550万kWの建て替え』が必要となる可能性があるとの試算が示され、さらに日本電機工業会からはメーカ・サプライヤの事業予見性を高めることの重要性、三菱総合研究所からは海外の事例を踏まえた上での複数の連続した建設や建設目標の提示による効果が紹介されました。
以上を踏まえて、複数の委員から事業の予見性を高めるためにも新設を含めた定量的な原子力の必要規模を示すことが重要だという意見が出されています。
第46回 総合資源エネルギー調査会 電力・ガス事業分科会 原子力小委員会https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/046.html