ダニエル・ドゥロール
フランス放射性廃棄物管理機関(ANDRA) 国際関係部長
ダニエル・ドゥロール氏は1988年パリ大学で地質学と地球物理学の修士号を取得した。
2004年以前は、フランス、中国、インド、スペイン、ベルギー、エジプト、韓国など世界各地で、石油・ガス製品の地質学的貯蔵に関する現地調査と設計業務に携わり、塩、石灰岩、変成岩、結晶層など、多種多様な母岩となる可能性のある岩石に関するスキルと知識を身につけた。
ドゥロール氏は、2004年にフランス放射性廃棄物管理機関(Andra)に入社。花崗岩の高レベル放射性廃棄物(HLW)と使用済燃料のためのフランス深地層処分場(DGR)の設計研究を完了し、主執筆者として2005年の国家マイルストーンに向けた「概要設計報告書(TAG)」を準備した。
2006年から2010年まで、粘土層のHLW処分セルと処分場内の廃棄物パッケージ移送システムの設計を担当する主任技術者を務めた。2010年にDGRの「初期技術仕様書」を開発・実施するため、Cigeoの運用マネージャーに昇格した。2012年、国際部門にプロジェクトマネージャーとして参加(韓国、ベルギー、ウクライナ)。2019年11月より国際関係部長を務めている。