クリスティン・マデン
国際原子力機関 (IAEA) 保障措置評価官・保障措置査察官、IYNC (原子力青年国際会議) 会長
マデン氏は、国際原子力機関(IAEA)の保障措置担当事務次長の保障措置評価官兼保障措置査察官で、国際保障措置の実施に関する専門的な助言を行っている。また、保障措置局のジェンダー・フォーカル・ポイントであり、保障措置担当事務次長のジェンダー・地理的・世代的行動プロジェクトのメンバーでもある。また、約50カ国にまたがり、100,000人以上の若い専門家や学生のネットワークを持つ非営利団体である原子力青年国際会議(IYNC)の会長も務める。
IAEA保障措置局に入局する前は、IAEA原子力安全・セキュリティ局で、小型モジュール炉の許認可ガイドラインやシビアアクシデント管理対応に関する国際専門家チームを率いた。それ以前は、米国の原子力発電所で上級原子炉運転員および原子炉エンジニアとして、また海外ではウクライナや英国で乾式燃料貯蔵システムや施設の設計・導入を支援する業務に携わった。
国際保障措置、原子力、気候変動対策に関する基調講演や講師も務める。また、著書を出版し、数々の業界賞を受賞している。
2022年から2023年まで、ハーバード大学の軍備管理交渉アカデミーで人工知能に焦点を当てた学術フェローシップを受けた。 ケンブリッジ大学で国際関係学の修士号、ミシガン大学で原子力工学と放射線科学の学士号を取得。