舟坂 柚香
早稲田大学 先進理工学部 物理学科 学部4年
幼い頃、宇宙図鑑を読んだことをきっかけに、宇宙に興味を持つようになる。その後、小学2年生からチェコ共和国で約3年半過ごし、インターナショナルスクールで様々な国籍の生徒と共に学んだ。
帰国後、今度は中学3年生からオーストラリアに住む事となった。高校では、人種に関係なく過ごしやすい学校環境の実現を目標に多様性についてのスピーチや、生徒による様々な文化の踊りや歌のイベントなどを企画した。また、宇宙への関心からNASA での研修にも挑戦した。
再度帰国後、早稲田大学先進理工学部・物理学科に進学。学部の放射線応用の講義で宇宙研究以外での放射線利用について知り、原子力分野にも関心を持つようになる。また、学生団体で宇宙開発について学んだことから、社会における科学の意義について考えるようになる。その後、卒業研究のための研究室訪問で出会った原子力の先生の論理的思考や科学の意義に関して問いかけるような話が印象に残り、原子力への関心が高まった。
これまでの理学的な興味から、ミクロな原子核の物理がマクロな原子力システムの設計にまで影響する核データ解析が最も魅力的に映った。今年度からは、核データの応用をテーマにした卒論に取り組む。本プログラムでは原子力分野へ新規参入した学生として登壇する予定だ。