西田 杏乃
福井南高等学校 3年生
2006年 大阪府大阪市生まれ。福井南高等学校入学後、先輩たちの活動がきっかけで原子力に関心を持ち、この分野の探究活動をはじめる。現在まで一貫して「無関心層へのアプローチ」をテーマとしており、誰からどのような環境下で情報を受け取るのか、という観点から同年代の交流事業を企画してきた。
これまでの活動として、全国の中高生らとエネルギーや地層処分をテーマとした交流会のほか、原子力発電所の廃炉過程で発生するクリアランス資源のリサイクルなど。
高校2年生を対象に毎年行っている「高校生の原子力に関する意識調査」で2023年3月、日本原子力学会 第19回社会・環境部会 奨励賞を受賞したほか、同12月にはthe 16th Asian Foundry Congress in Muroranにて、新型転換炉「ふげん」のクリアランス金属を用いて製作した防犯灯を設置し、地域への普及促進を進めていることを発表。Young Poster Presentation Awardを受賞した。
2023年度の意識調査では、責任編集者として全国7校の生徒とともに国内外6地域で調査を実施した。この結果を分析してまとめたものを冊子にして2023年12月に「高校生の原子力に関する意識調査意識調査2023」として発刊、調査協力校や国会図書館などへ配布した。現在高校3年生。