
グレース スタンケ
コンステレーション社 燃料設計エンジニア・クリーンエネルギー推進担当
一人の人物の中に、アスリート、エンジニア、ミュージシャン、そして元ミス・アメリカがそろうのはまれである。グレース スタンケ氏は、ウィスコンシン大学マディソン校で原子力工学の学士課程の最終年にミス・アメリカに選ばれ、26の州、8か国で原子力や原子力工学について語り、精力的に理解活動を行った。彼女は、ミス・アメリカ在任中に『ウォール・ストリート・ジャーナル』によって「原子力エネルギーの新しい顔」と評され、フォーブス誌のエネルギー分野の30歳未満の30人にも選ばれている。
ミス・アメリカとしての活動を終えた後は、コンステレーション社の燃料設計エンジニア・クリーンエネルギー推進担当としてキャリアをスタートした。エンジニアとして米国内で運転中の12の原子力発電所をサポートするとともに、ソーシャルメディアや公的活動、教育ワークショップを通じて、原子力の利点を広め、次世代の科学者やエンジニア、数学者を活気づける活動を行っている。
また、スタンケ氏はアリゾナ州立大学で経営修士の取得に向けて修学に励んでいる。彼女は、原子力業界の外では、熱心なウォータースキーヤー、クラシックバイオリニスト、そして旅行愛好家でもある。
「私は自分一人で世界全体を変えようとしているわけではない。私がしなければならないのは、連鎖反応を引き起こすような一つのつながりをつくることだ」