
加藤 巧人
東京都市大学 理工学部 機械システム工学科 4 年生 ※2025年4月より
ロボットが好きな大学4年生。もともと体が弱く、持病から中学、高校はあまり通っていません。その関係で、ちょっと珍しい数学ⅡBも物理も化学も履修していない理系学生です。
大学に入ってからは反動のようにいろいろなことを勉強したり、作ったりしてきました。産業技術総合研究所に行って半導体を作ってみたり、名古屋大学に行ってマイクロ流体デバイスを作ってみたり。日ごろはロボットやOS、スマホのアプリなんかを作っています。変わり種だとニューラルネットワークを作ってみたりもしました。
変なところ(あるいは楽しいところ)に行くことが趣味で東北大学に行って中性子やイオンのビームを使ってみたり、岐阜の多治見の山奥で太陽光を測って測定データをひたすら校正してみたり、京大の原子炉の見学に行ってみたりと楽しい生活を送っています。
少しふざけたような文調ですが、原子力分野には様々な面白い機会を提供していただき、感謝しています。また,偉そうな言い方ですが原子力分野は非常に面白いと思います。反応断面積など「原子力っぽい原子力」も面白いですが、例えばBNCTのような一技術を挙げたとて、他の分野との深い関わりがあります。核物質のサイクルや原発といった社会全体を見回しつつも、足元の科学的な理論をおろそかにせず、考えていくべきものもあります。総合工学であり、懐の深い原子力分野に、ロボットの世界の端くれにいる私にも何らか皆さんに提供できるものがあればと参加させていただきました。