
岡田 ひなた
福井工業高等専門学校 専攻科 環境システム工学専攻 2年生 ※2025年4月より
福井県敦賀市出身。幼少の頃から地域の原子力館に通い、科学への興味を深めた。地元の原子力施設や地域社会の取り組みを通じて、科学の魅力に触れ、それが学びの原点となった。
その後、高等専門学校に進学し、科学技術を学ぶ道を志した。カナダ・マクマスター大学の見学や、福島第一原子力発電所、島根原子力発電所、大洗原子力工学研究所など、様々な原子力施設の見学を経験した。特に、原子力機構の敦賀本部である「もんじゅ」と「ふげん」で行われた夏期実習では、廃止措置や保障措置、環境監視の現場を深く知ることができ、原子力発電の最前線に触れる貴重な機会となった。
将来は、ふるさと敦賀の原子力業界に貢献したいと考えている。地元自治体や原子力業界の皆さまの長年の尽力に心から感謝し、その恩恵に報いたいという思いを胸に抱きながら、現在は有機化学を学んでいる。この知識が原子力分野でどのように活かせるのかを探索し、両方の分野の知見を融合することで、原子力業界の発展に貢献したいと考えている。今回の大会を通じて、地域の原子力産業に対する理解を深め、将来の活動に繋げたい。