
エミリー ブケ
あまの川農園 園主
フランスのブルターニュ地方生まれです。
2008年に初めて日本を旅行して、2011年4月(22歳)に日本へ移住しました。東京都や横浜市でのフランス語講師を経て、2018年、福島市出身の生徒がきっかけで、初めて福島県に行きました。景色や人の温かさに心を奪われ、2021年に会津若松市へ移住しました。福島県の魅力を発信したくて、「赤べこ」のイラストやオリジナルグッズなどの制作を始めました。同年、イラストがきっかけで浜通りを訪れました。復興中の双葉郡を見て、「原発事故の影響を受けた地方で、エコロジックな農業をやりたい」という想いが生まれました。もともと農業に興味があり、2023年2月(34歳)には大熊町に引っ越して、3月から農業を始めました。
「草ぼうぼう」と思われがちですが、私にとって「生きているところ」です。大熊や会津、白河の仲間からサポートいただいて、一緒に藤棚や鶏の運動場などをつくりました。10年後、30年後、どんな景色が見られるのか楽しみにしていますが、今しか見られない景色もとても大事にしています。